第2回 小線源治療ハンズオンセミナー
小線源治療ハンズオンセミナーは小線源治療部会と教育委員会の共催セミナーです。
「子宮頸がんに対する画像誘導小線源治療・組織内照射併用腔内照射(ハイブリッド照射)」
2021年にLancet OncologyにEMBRACE-Iの結果が報告され、画像誘導小線源治療を用いて腫瘍に高線量を投与することにより、T病期にかかわらず9割近い局所制御が得られることが報告されました。一方で、周辺臓器の線量を抑えつつ、腫瘍に高線量を従来のタンデム・オボイドのみの腔内照射で投与することは、特に大きな腫瘍や不整形な腫瘍では困難であることも明らかになってきました。そのような従来の腔内照射のみでは制御困難な腫瘍に対し、組織内照射併用腔内照射(ハイブリッド照射)はよい解決法の一つと考えられており、2021年にはJASTROよりハイブリッド照射法のガイドラインが発刊されました。また、2022年の子宮頸がん診療ガイドラインにIIB期の子宮頸癌患者に対しては手術よりも化学放射線治療(CCRT)のほうが先に記載されるようになり、放射線治療に寄せられる期待は以前よりも高くなっております。小線源部会 将来計画小委員会では、国内における同法の普及を非常に重要な課題であると考えております。つまり、同法を実施できる施設が都道府県内にあるかどうかで、子宮頸がんの治療成績が大きく左右されるのではないかと考えております。
各施設の皆さまが安心して同法を導入できるように、あるいはその技術のさらなる向上のため、共に学びたいと考え、本セミナーを企画しました。昨年に引き続き、画像誘導小線源治療またはハイブリッド照射を導入しよう(或いは既に導入しているがブラッシュアップをしたい)という施設を対象としたハンズオンセミナーを開催いたします。
参加は施設単位(10施設)とし、各施設2-3名(小線源治療を担当する医師・放射線技師・医学物理士)とさせて頂きます。内容は基礎知識の座学から実機を使った演習まで行います。国内の小線源治療メーカー(3社)にもご協力頂き、参加施設で使われている治療機器に合わせたTPS(治療計画装置)・アプリケータ・ファントムを用意させて頂いた上で、実際に治療計画やアプリケータ刺入の実習を行う予定です。
多くのみなさんのご参加を心よりお待ちしております。
順天堂大学医学部 放射線医学教室・放射線治療学講座
当番世話人 村上 直也
実行委員長 小此木 範之
会期 | 2023/10/14 (土) 10:00-16:30 (受付開始 9:30) | ||||
会場 | 順天堂医院 | ||||
主催 | 日本放射線腫瘍学会教育委員会、日本放射線腫瘍学会小線源治療部会 | ||||
テーマ | 子宮頸がんに対する画像誘導小線源治療・組織内照射併用腔内照射(ハイブリッド照射) | ||||
当番世話人 | 村上 直也(順天堂大学医学部 放射線医学教室・放射線治療学講座) | ||||
実行委員長 | 小此木範之(同上) | ||||
募集人数 | 10施設(各施設最大3名まで:医師・診療放射線技師・医学物理士・看護師など) | ||||
応募方法・申込期間 | ※ 申し込みを締め切りました。 多数のお申込をいただきありがとうございました。 |
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参加費 | 1施設10,000円 | ||||
プログラム |
講演タイトル・演者は予告なく変更する場合があります。 |
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