会長挨拶

日本放射線腫瘍学会第29回学術大会
大会長   平岡 真寛
(京都大学大学院医学研究科 特命教授・名誉教授/日本赤十字社和歌山医療センター 院長)
日本放射線腫瘍学会第29回学術大会 大会長 平岡 真寛

このたび、日本放射線腫瘍学会(以下、JASTRO)第29回学術大会を2016年11月25日(金)から11月27日(日)の3日間、国立京都国際会館にて開催させていただくこととなりました。

本大会では、メインテーマを「次世代との対話―さらなる高みを目指して(Conversation with the Next Generation―Toward Higher Goals)」と致しました。JASTROが1988年2月に設立されてから、2016年度で29周年を迎えます。日本における放射線腫瘍学を発展させるためには欧米のように独立した学会を持つ必要があるという思いで発足したJASTROは、この間に大きな成長を遂げ、会員数3,500名を超える学会となりました。その一方で、現状に満足することなく、より大きな目標に向かって会員全員が結集する必要があることも感じています。

本大会においては、JASTROが今まで成し得た成果を発表するとともに、今後の目標を会員間で共有する場となることを願って、上述のメインテーマを掲げました。日本の放射線治療のさらなる発展と、それを可能とする方策について、世代を超えて熱く語る会議になることを期待しています。

また、JASTROの国際化を引き続き推進して行きたいと存じます。昨年発足したアジア放射線腫瘍学会連合FARO(Federation of Asian Organizations for Radiation Oncology)との合同開催を通じて、アジアの放射線腫瘍医との密な交流を企画しています。JASTRO/ESTRO Joint Symposiumの実施とあわせ、JASTRO国際化の一助となることを願っております。

京都は、世界で最も影響力をもつ旅行雑誌のひとつである「Travel + Leisure」誌が行った読者投票において、2年連続で世界の人気都市1位に選ばれました。本大会は京都の紅葉が最も美しい11月下旬に開催されます。
多くの方々のご来洛を心よりお待ちしております。