東北関東大震災被災放射線治療患者さんの他機関放射線治療受け入れについて
2011年03月16日
東北関東大震災被災放射線治療患者さんの他機関放射線治療受け入れについて
去る3月11日に発生した東北関東大震災で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心からお悔やみ申し上げます。また、被災地域が一日も早く普段の生活に戻れますよう皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。
日本放射線腫瘍学会では、放射線治療の継続、あるいは新規治療が必要な患者さんで、被災地を離れ親戚や知人を頼られる方、自治体等の公営住宅緊急施設に移られた方に適切な放射線治療を提供すべく、多くの医療機関がご支援して頂けることを確認しました。
被災者の方で、転地先で、放射線治療を希望される患者さんがおられましたら、担当される医師は、受け入れ先の検討に<添付リスト>を参考にしていただければと存じます。なお、被災地とその周囲の放射線治療医は被ばく調査などで忙殺されております関係から、患者紹介時には多方面からのご協力をなにとぞよろしくお願い申し上げます。
また被災者の方で、転地先で、放射線療法を希望される方は、現在の主治医に相談し、希望される受け入れ病院に連絡・連携を手配してもらってください。受け入れに際しては、可能な限り紹介状・CT画像などの資料をお持ちいただいたほうが、より適切な治療が可能となります。資料が失われている場合や、主治医との連絡が取れない場合は、この限りではありませんので、受け入れ先にお尋ねください。
掲載している情報は、可能な限り最新の情報に更新しております。受け入れ可能状況は刻々と変化しておりますので、問い合わせいただいた時点で治療可能数超過等の理由により御希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
また、学会として、コーデイネーターをボランテイアで若干名ご用意しております。メールや電話でのお手伝いになりますが、なんなりとお申し付けください。
平成23年3月16日
一般社団法人 日本放射線腫瘍学会