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公益社団法人日本放射線腫瘍学会

JASTRO Japanese Society for Radiation Oncology

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「利益相反に関する指針」に関するパブリックコメント募集を掲載しました。

2009年01月28日

JASTRO理事長
平岡真寛
JASTRO倫理委員長
早渕尚文

日本放射線腫瘍学会(JASTRO)倫理委員会では、社会全般の傾向として、産学共同研究が盛んになってきていることを受けて、「利益相反に関する指針」案を作成しました。利益相反状態とは産学協同研究の結果、研究成果の社会への還元という公的利益と,産学連携活動に伴い生じる金銭・地位・利権などの私的利益とが個人のなかに共存する状態です。これは決して悪いことではありませんし、現在の研究状況からはある意味不可避の状態です。しかしながら、一方では、学会活動に関する公明性を維持するため、一定のルールにより、この利益相反状態を管理していくことが必要となってきています。このため,JASTROでも、会員に対して利益相反に関する指針を明確に示し,産学連携活動の公正さを確保した上で,研究の助成や研究成果の公表を行える仕組みを作るべきと考えています。

骨子は、
1)役員就任や学会発表、論文投稿などの際に、利益相反状態の公開を求める
2)自分が利益相反状態にある企業等との共同研究の評価には極力関わらない
3)利益相反状態を管理するためのルールと仕組みを作る、
です。

議論必要なポイントして、利益相反と見なされるべき報酬額、利益相反状態にある研究への評価へ(論文の採用、顕彰、予算配分)の関与をどこまで許容するか(審査する委員会はいいが、委員長は不可である 等々)、利益相反状態を管理する仕組みがうまく機能するか、等があげられます。今後、広くJASTRO会員の皆様のご意見を伺った上で、最終案を作成し、早い時期に施行したいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。ご意見はメールで事務局宛にお願いします。(jastro-office@jastro.jp)

ご意見の受付は平成21年3月31日までといたします。

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