第11回放射線治療・物理学セミナーのご案内

第11回放射線治療・物理学セミナー 当番世話人
磯辺 智範
（筑波大学医学医療系）

放射線治療における技術革新はめざましく、現在の常識が5年後には非常識に変わるかもしれない、そのような時代です。しかし、時代は変わっても根幹に関わる基礎的な知見は不変なはずです。この不変の基礎的知見を身に着け、それに加え、今まさに変わりつつある最新の知見、さらに未来を見据えた知見を整理することは重要であると考えています。

そこで、今回のテーマは「放射線治療　物理と技術のグノーティ・セアウトン」としました。グノーティ・セアウトンとは古代ギリシアの箴言＜しんげん＞であり、「汝自身を知れ」の意、言い換えれば「自分の知識・能力を自覚し、思い込みがないかを認識しなさい。」ということです。急速な発展を遂げる放射線治療において、先端的知識・技術を身につけることは重要ですが、曖昧な知識や思い込みを解消するために基礎を見直し土台を固めることが必須ではないでしょうか。

今回のセミナーは、医学と物理の橋渡し的な学問である「医学物理学」の重要性を意識しつつ、基礎を見直すことに重きをおいたプログラムとしました。内容は、基礎、治療物理、臨床の3部構成となっています。開催形式は、昨年、一昨年に引き続きWeb 開催（Live）となります。さらに、後日オンデマンド配信も行いますので、是非復習にご活用ください。多くの先生方にご参加いただければ幸いです。

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