第2回 放射線治療・物理学セミナーのご案内(2014年3月9日)
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第2回放射線治療・物理セミナー開催にあたって
JASTRO教育委員長
九州大学医学研究院保健学部門医用量子線科学分野
平田 秀紀
JASTROでは教育委員会が中心となり、がんの物理学的治療としての放射線治療の教育講演やセミナーを医師・技師・物理士・看護師・生物学者を網羅的にとりこみつつチーム医療の一環として進め参りました。近年の放射線治療においては機器の発達と治療技術の進歩により医学物理の重要性はますます大きくなっています。光子線治療はもとより粒子線治療も一般化されつつあり、日々の診療も高度化されています。然しながらその原点は光子と原子の相互作用であり、そしてその多くは電子の挙動、すなわち電離が始まりで生体反応を惹起します。臨床の現場ではその反応は腫瘍の縮小や正常組織の有害事象としてみられますが、ここでもう一度多忙な日常診療の現場から離れて、光子の作用、電子の挙動など物理学的現象にも立ち返ってみましょう。複雑で難解な臨床の疑問が案外説明できるかもしれません。
本日のセミナーが参加者の皆様にとりまして実り多いものであるよう祈念します。そして明日からの診療の一助になればと思っております。
第2回放射線治療・物理学セミナー 代表世話人
弘前大学大学院医学研究科 放射線科学講座
成田 雄一郎
この度、第2回放射線治療・物理学セミナーを開催させて頂くことになりました。第1回目に続いての開催となりますが、前回は150名の募集に対し数時間で枠が埋まるほど大好評でした。放射線治療にまつわる物理・技術的な話題を提供しようと、前回とは講師陣を入れ替えさせて頂きましたが、そのことで前回とは一味も二味も違うセミナーになることを願っております。ただ、主な対象が医師であるため、講演の内容も臨床現場で即役にたつ話題を厳選して提供しようとは思いますが、比較的に基礎に近い内容を多く含みますのでご理解頂ければと思います。
どうぞ皆さんのご参加を心よりお待ち申し上げております。
会期 | 2014年(平成26年)3月9日(日) |
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主催 | 日本放射線腫瘍学会教育委員会 |
会場 | マイナビルーム(東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル2F) ※当日はビル内休館日のため、必ず上記URL「マイナビルームへの行き方」をご確認ください。 |
募集人員 | 150名(定員になり次第受付を終了します) |
応募方法 | 2013年11月29日 12時(正午)より受け付け開始 「ここから申込み」 |
申込受付 | 2013年11月29日 12時(正午)より受付開始 |
参加費 | 【事前登録のみ】 JASTRO会員 10,000円 非会員 12,000円 |
世話人 | 成田 雄一郎(弘前大学大学院医学研究科放射線科学講座) |
問い合わせ先 | 第2回放射線治療・物理学セミナー運営事務局 Email:info@quantum-inc.jp FAX:03-5684-1650 |