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「第7回放射線腫瘍学夏季セミナー」・「第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナー」報告記

第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナー・第 7 回放射線腫瘍学夏季セミナーの開催報告

教育委員会委員長
北里大学医学部 放射線科 早川和重

この度「第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナー・第 7 回放射線腫瘍学夏季セミナー」が大石 元世話人(県立奈良病院院長・奈良医大放射線腫瘍学教室名誉教授),ならびに奈良医大の長谷川正俊教授以下,放射線腫瘍学教室の方々が運営を担当され,奈良県橿原市で開催された。とくに「医学生・研修医のための放射線治療セミナー」では医学生28名,研修医 8 名が参加し,2 泊 3 日の放射線腫瘍学に関する講演,実習とも熱気溢れる内容であった。ま た,初日夜の多武峰観光ホテルでは,本セミナー 1 回目からご協力いただいている阿部光幸先生,橋本省三先生をはじめ,井上俊彦先生やJASTRO理事,教育委員の先生方との懇親会は大いに盛り上がり,2 日目夜の橿原ロイヤルホテルでは,夏季セミナー参加者を交えて楽しい雰囲気の中,深酒をした参加者も少なくなかったようである。本セミナーは医学生・研修 医に放射線腫瘍学の魅力に触れてもらうよい機会となっており,本セミナー参加者の中から放射線腫瘍医を志す人は少なくない。

今回も第 3 回本セミナー参加者である板澤朋子先生(横浜市大),内野三菜子先生(埼玉医大)の両名には実習や参加者との意見交換などご協力頂いた。現在,彼女らを中 心に本セミナー参加者の追跡調査,セミナーに関する独自のアンケート調査が行われており,本セミナーは今後も放射線腫瘍医育成のための一助になるものと思 われる。最終日の総評・修了証授与式では,参加した医学生・研修医の多くの目が輝いており,近い将来,放射線腫瘍医を目指してくれることを大いに期待でき るセミナーでもあった。また,第 7 回夏季セミナーには全国各地から113名もの参加者が集い,各講演の内容もすばらしいもので,活気があり,皆が充実した研修を受けることができたと感じら れた。放射線腫瘍学はサイエンスであると同時にアートがミックスした魅力があり,日本文化の故郷である飛鳥の地で本セミナーが開催されたことで感慨もひと しおであった。

第 7 回放射線腫瘍学夏季セミナー・第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナーを開催して

セミナー世話人
奈良県立奈良病院 大石  元

 さる 8 月 5 日(金)から 7 日(日)の 3 日間にわたり,日本放射線腫瘍学会主催の「第 7 回放射線腫瘍学夏季セミナー」と「第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナー」を古都奈良(橿原市)において開催させていただきました。教育委員 会が毎年開催してきた夏季セミナーは,多くの放射線腫瘍医が放射線腫瘍学の基礎的事項や各種がんに対する最新の知識を集中的に修得あるいは再修得(リフ レッシュ)するために企画立案されたものと認識しており,まことに意義あることであります。加えて合同開催の「医学生・研修医のための放射線治療セミ ナー」は,もとより少ない放射線腫瘍医を増やすための日本放射線腫瘍学会が継続し行うべき重要な一つの施策と考えられます。
さて心配いたしておりました参加者も,医師ならびに学生とも過去を上回り,まことに充実した 3 日間のセミナーであったと自負しております。第 1 日目ユーモアたっぷりの橋本省三先生のご司会によりスタートした医学生を主としたセミナーでは,阿部光幸先生,大西武雄先生,井上俊彦先生,新部英男先生 らそうそうたる方々が放射線治療の歴史を振り返りながら,ご自身のご経験をもとに放射線治療の魅力をこんこんと語られました。この夜は大化の改新の地とし て有名な多武峰で由緒ある義経鍋を囲みながらにぎやかに談合し,続く自由討論会は深夜に及びました。この日をもって多くの学生諸君は放射線治療の魅力と有 望性を認識し,約20〜30%の諸君はこの世界から抜けられなくなったことと思います。

第 2 日目の医師と医学生の合同講義では,猛暑のなか奈良にまではせ参じてくださった講師の方々の熱弁は,参加医師の方々はもちろん睡眠不足と多少二日酔い気味 の学生諸君を一睡もさせませんでした。講師をお引き受けいただきました先生方には心よりお礼申し上げます。この夜,橿原ロイヤルホテルでの八雲琴演奏に始 まった合同懇親会は粗末な料理ではありましたが,大層盛り上がりました。余興の景品に長谷川教授ご自身が買い集められた奈良の鹿グッズはいずれも好評でし た。幸 運にも高価な鹿の角のペンダントを獲得された方もおられました。引き続き各部屋に分散して開催された自由討論会も大にぎわいで,奈良医大放射線腫瘍学科に 入局しますと宣言した学生さんの出現には感極まりました。早朝に神武天皇と皇后をお祭りしている橿原神宮を参拝された方々もおられましたが,きっといいご 利益があると信じております。第 3 日目の医師に対する講義と学生・研修生の実習,その後の終了式とすべてのプログラムを無事終了することができました。受講の学生諸君の中から,将来放射線 腫瘍医をめざしてくれる方が一人でも多く誕生することを願っております。また,参加された先生方には得るところの多い夏期休暇であったと思っていただけれ ば幸いです。
さて,今回も「医学生・研修医のための放射線治療セミナー」追跡調査研究班の板澤先生,内野先生にはいろいろコメントをいただきありがとうございました。今回採用されたアンケート等の結果をこれからの発展に役立てていただきたく思っております。
最後になりましたが,このように盛況にセミナーを終了できたことは,奈良県立医科大学放射線腫瘍医学講座の新任教授長谷川正俊先生と教室員のがんばりによる成果であったことを申し添えて感想文とさせていただきます。

第7回放射線腫瘍学夏季セミナー、第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナーを開催して

セミナー事務局
奈良県立医科大学 放射線腫瘍医学教室
長谷川 正俊、玉本 哲郎

 万葉集にも詠われている大和三山に囲まれた奈良県橿原市(かしはらし)は、約1300年前、我が国で最初の都とされている藤原京があったところです。市内には橿原神社や神武天皇陵もあり、さらに石舞台古墳や高松塚古墳で有名な明日香村にも隣接しています。
第 7 回放射線腫瘍学夏季セミナーおよび第11回医学生・研修医のための放射線治療セミナーは、その古代ロマンあふれる橿原市の奈良県社会福祉総合センターにお いて、奈良県立医科大学放射線腫瘍医学教室(世話人、大石元名誉教授)の担当で、平成17年 8 月 5 日から開催させていただきました。近年、学生・研修医の参加が減少し、セミナー継続が危ぶまれているという噂があり、しかも当初は応募者が非常に少なかっ たのですが、全国のJASTRO会員の皆様のご支援、ご協力により、最終的には、医学生・研修医のためのセミナーに36名(医学生28名、研修医 8 名)、放射線腫瘍学セミナーに113名(合計149名)の参加があり、無事に 3 日間の日程を完了することができました。
初日は、まず医学生・研修医を対象として、橋本省三先生の座長で、阿部光幸先生、井上俊彦先生、新部英男先生といった超ベテランの先生方に、放射線治療の 歴史や本質にかかわる総論的、基礎的な内容について、非常に魅力的で興味あるご講演をしていただき、さらに、大西武雄先生には放射線生物学に関連した分野 で「癌研究から宇宙研究へ」というタイトルでご講演いただきました。放射線の無限大の可能性のみでなく、宇宙ロマンの一端にも触れることができたようで、 好評でした。
夕食は、藤原鎌足を祀っている談山神社の前のホテルに移動し、初日の講師、JASTROの理事、教育委員および有志の先生方(特にお酒の好きな先生方) にもご参加いただき、名物料理の「義経鍋」を囲みながら、学生・研修医と放射線腫瘍学の魅力や将来等について深夜まで語り合いました。講義では聞けないよ うな情報も得られ、昼間以上に有意義だったという学生も多かったようです。

 二日目は、両セミナー合同で、約150名の参加者を対象に、放射線治療関連の総論から代表的な腫瘍の各論について、現役バリバリの先生方にそれぞれが特異 な分野の講演をお願いしました。最先端でしかも実践的な内容に会場は熱気に包まれ、朝から夕方まで若手医師からは多数の質問が続きました。ただし、現役の 若手放射線腫瘍医と学生・研修医に対して同時に講義することには多少無理があるという印象で、特に学生には難しすぎたようですが、それでも非常に熱心に聞 き入っていました。場合によっては、同じ先生に 2 回ずつ(レベルを変えて)講演していただくのもひとつの方法かもしれません。
橿原ロイヤルホテルで開催した合同懇親会は、須佐之男命(すさのおのみこと)に由来するという八雲琴の優雅な調べで始まりましたが、先生方のご挨拶、奈 良のご当地クイズ、歓談等で、昼間の熱い講演にも増して活発でにぎやかな宴が夜遅くまで続きました。参加者の一部からはJASTROの総会の懇親会に匹敵 するように盛大(?)との声も聞かれましたが、特に学生は連日深夜まで飲み語り、寝不足になった人が多かったようです。
最終日には、医学生・研修医は、放射線治療計画の実習と観光(参加者が定員をオーバーしてしまったため 2 班に分けて、実習と、石舞台古墳・高松塚古墳の観光を交代で実施)をおこないました。学生ならではの、いろいろな治療計画ができていたようですが、やはり なんといっても学生自身が実際にやってみたところに大きな意義があると思われます。一方、医師には各論についての講演の続きがおこなわれましたが、現状の 問題点や最新のエビデンスについてのわかりやすい内容で、最後まで真夏の暑さに負けないようなホットな質疑応答が続きました。
なお、セミナー終了後には、全国の先生方からお礼やセミナーの盛会についてのお便りを多数いただきました。講師をはじめとする関係者の皆様、いろいろと ご協力いただき本当にありがとうございました。古事記や日本書紀にも登場する古代史の舞台で、現代の放射線腫瘍学を受講された医学生、研修医、若手医師等 の中から、未来の放射線腫瘍学を担う方がひとりでも多く出ていただければ幸いです。

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